ガゴメコンブの生産者を訪ねて

生産者のこだわり -Report of Seaweed producer-

栽培以上に手間のかかる天日干し

 

栽培の手間だけでなく、天然もの、栽培ものに限らず、コンブ採集後の作業も大変な労力だ。日照時間を確保するため、採集後はできるだけ早く干し場に昆布を並べなければならない。干し場には小石が敷きつめられているが、これは小石が適度な熱を持つため、乾燥させるのに都合がよいからだ。並べる際には、必ず1枚ずつ重ならないようにする。重なっていると乾燥が遅くなり、また乾いたときにコンブ同士がくっついてしまう。


北海道とはいえ、夏場の気温は30度近くまで上がる日もある。干し場は小石が熱を持ってさらに気温が上昇するため、コンブ干し作業は非常に体力を要する。質のよい椴法華のガゴメコンブは、このような生産者の努力の結晶なのだ。


ガゴメコンブは、ヌメリ(フコイダン)が多くおいしいコンブとして古くから地元の人たちに親しまれてきた。細かく刻んで酢醤油で和える食べ方が一般的だが、「元気なのは、毎日これを食べているから」と語る漁師もいるという。


おいしくて体によい、昆布「フコイダン」タップリのガゴメコンブ。もっと多くの人にガゴメコンブの良さを知ってもらおうと、奮闘する岡山さんたちの思いが実を結ぶ日は、そう遠いことではあるまい。