昆布「フコイダン」が豊富なガゴメコンブには天然もののほかに栽培ものがあるが、現在、栽培によるガゴメコンブは、全収穫量の1割ほど。まだまだ研究段階だそうだが、栽培をする漁師は増えてきており、隣町を入れると60~70軒ほどあるという。良質な、昆布「フコイダン」がタップリのガゴメコンブ安定生産という目標に向かって、生産者たちは努力を続けている。
この椴法華(とどほっけ)で、数年前からガゴメコンブ栽培に取り組んでいる昆布生産者が岡山泰治さん。ガゴメコンブ栽培を思い立った理由は、「とにかく他のコンブに比べ格段に味がよく、フコイダンが多く昔から体にもいいと言われているから」ということだが、栽培を軌道に乗せるまでは苦労の連続だったという。
マコンブが1年ほどで収穫できるのに対して、ガゴメコンブは2年ほどかかるため、それだけ多くの手間ひまを要する。また、岡山さんが栽培を始めた当時は、ガゴメコンブの研究はあまり進んでおらず、水深・水温など手探りの状態で行っていたため、栽培したガゴメコンブがほとんど腐ってしまったこともあるなど、苦い経験を数多くしてきた。


