ガゴメコンブの生産者を訪ねて

生産者のこだわり -Report of Seaweed producer-

ガゴメ昆布は函館の海の“恵み”

帰港すると、自宅横の干場で天日干しです。
ひと声かけるとご家族が集まり、敷き詰められた小石の上にガゴメ昆布を並べていきます。

「若い頃は雑海藻の扱いで、真昆布のついでに、とっておこうという感じだった。それが、今じゃ貴重な存在になっている」
真昆布を養殖している増輪さんは、漁ではガゴメ昆布を優先してとっています。産地での評価が確実に変わっていることが 伝わってきます。

「ガゴメ昆布は、この辺りでしかとれないから、力が入るね。もっと沢山とりたいけど、自然界のものだから仕方ない」
恵山地域の生産量は比較的安定していますが、常に資源の確保に気を配っているそうです。

「この貴重な昆布を絶やしたくない。ガゴメ昆布は、函館の海の“恵み”だと思っている」
漁協を中心に、より良い漁場作りのための投石(※)を行い、貴重なガゴメ昆布資源を枯渇させない取り組みが続けられています。

※300kg〜1tの自然石を海中に投棄し、昆布が生育しやすい環境を作る漁場改良事業のひとつ